ベビーに一番いい布団とは?【ベッドは段ボールがおすすめ?】
乳児の安全を最優先した寝具とは?
乳児の就寝環境についてはある程度エビデンスがある
本ブログではなるべくエビデンスに基づいた子育てを推奨しています。
SIDSを予防することが一番大事だと思っているので、その要件を満たすものであればなんでもOKです。
私の個人的なおすすめは、処分も簡単な段ボール製のベッドです。
SIDSを予防するための工夫とは
就寝環境については、安全に関わる分野ですので、特にエビデンスが強い部分です。
私は重要視すべきは、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防だと思っています。
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、健康な乳児が予兆なく突然死ぬ病気です。直接的な原因がわからないことも多い一方で、リスク因子(この条件があるとSIDSが起こりやすい要素)については判明しています。
アメリカ小児科学会の推奨にによれば乳幼児の突然死を防ぐための要点は以下の通りです。
- 親の部屋で別の寝具で寝る: 最初の6ヶ月間は、親の部屋で別の寝具(ベビーベッドやバシネットなど)で赤ちゃんを寝かせること。
- 固く平らな寝具を使用: 窒息や挟み込まれるリスクを減らすため、固くて平らな、傾斜のない寝具を使用すること。
- 仰向けで寝かせる: すべての睡眠時に赤ちゃんを仰向けに寝かせること。横向けも非推奨。寝返りを打っていれば気づいたら戻すこと。
※自分で寝返り返りができる場合はそのままでも良い。 - 柔らかい物を避ける: 枕、ぬいぐるみ、キルト、毛布などの柔らかい物を赤ちゃんの寝具から取り除くこと。ソファや柔らかいベッドで寝かさないこと。
- 母乳育児: 普段から母乳育児をすることがSIDSのリスクを減少させる。母乳育児期間が長いほど予防効果も高まる。
※個々の事情で母乳育児できないことはもちろんあります。 - おしゃぶりの使用: 昼寝や夜の睡眠時におしゃぶりを使用すること。
- 煙やニコチンの回避: 妊娠中および出産後の煙やニコチンへの曝露を避けること。
- アルコールや薬物の回避: 妊娠中および出産後の飲酒をはじめとした薬物の使用を避けること。
- 子どもをあたためすぎない: あたためすぎるとSIDSの可能性が上がるとわかっています。汗をかいてないか、子どもの胸を触ってみてかかない、大人が暑いと思わない環境をつくること。
- 定期的な産前ケア: 妊娠中は定期的な産前ケアを受けること。
- 予防接種の実施: 定期の予防接種を行うことが推奨されます。直接的な関係性は不明ですが、予防接種がSIDSを減らします。
- 家庭用心肺モニターの使用を避ける: SIDSのリスクを減少させるための手段として家庭用心肺モニターを使用しないこと。
※「しても意味ないよ」ではなく、使用しないことを推奨しています。 - 起きてるときにうつぶせで過ごす時間をとる: 寝ているときは避けるべきうつ伏せですが、起きているときにはうつ伏せにして遊ばせましょう。発達を促し、頭の形の偏りを防ぐ効果もあります。初めは数分からはじめ、1日15〜30分以上を目指して増やすとよいでしょう。
おすすめのベビーベッド
要点の割にたくさんありましたが、
ベビーの寝具として必要な上記の条件としては
・固い
・親と離れたベビー専用の
・他のものが入りこまない
ベッドであれば良いわけです。
我が家シンプルに要件だけを満たしているものが好みで、
あまり可愛さを求めるタイプでないのでこちらがおすすめです。
PSCマーク・SGマークの安全基準も満たしているので安心です。
ちなみに我が家は段ボール製のベビーベッドを使ってました。
機能としては上記の条件を満たしていて全く問題有りませんでした。
あえていうなら、高い位置にあるほうが便利かとおもうことがあったくらいですが、
転落のリスクとトレードオフなので、どちらでも良いかなと思います。
今次の子が生まれたら、ふるさと納税でこちらを買うと思います。
私個人としては、使っても1歳半までのベッドにそこまでお金を掛けなくてもいいし、処分が簡単なものが良いかなと思っています。
もちろん思い出としてかわいいベッドを買いたい方は可愛らしいものを買ってもOKだと思います。(その際は上記の通り、PSCマーク・SGマークなどの安全基準を満たしたものが良いでしょう。)